予備校講師歴15年。集団指導の限界を感じています。  「私→多数の生徒A、B、Cなど」をやめて、「私→生徒A→生徒B」という伝言ゲームのようなことをしています。  この方法だと、生徒Aは、確実に伸びます。「教えられる側」から「説明する側」に転換するのです。  例えとしては、中学・高校の部活で「教えられる側の1年生」と「教える側の2年生」では、実力の伸び方が違うのと同です(2年生は、自動的に教える側に回ります)。  この方法の、欠点としては、受験生(浪人生、高3生)同士で、このシステムをとると、生徒B役が不足するのです。  ここ数年、受験生同士で「私→生徒A→生徒B」をしていたのですが、先日、偶然、「生徒Aに高3生」を「生徒Bに高2生」をすると、実によかったです。「高2生」にしてみれば、無料で、大学受験の家庭教師をしてもらう、という形になります。

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2008年04月17日

視力3cm、東大

 高校の先輩から、本をいただきました。

 視力3cmという弱視の障害

 (このいい方は、著者には、ふさわしくないですが……)

 を持ちながら、福岡高校から東京大学に合格された「小川明浩」さんの本です。



 その中の一部です。

 「ハンデを設ければ大丈夫と思いこんで、障害者へのケアをそれっきり忘れてしまう…。

 それはある意味で、どんな差別より酷なことではないでしょうか。

 大事なのは、「自分を活かせる位置を見つけること」だと思います。

 障害を一つの長所・短所ととらえて、それを活かせる、カバーできる関わり方を見つけていくことが、

 必要なのではないでしょうか?」

 お母さんの対応の仕方など、とても参考になりました。

 ことあるごとに、人に勧めています。



  


Posted by けんけんパパ at 10:57Comments(0)主体的学習システム

2008年03月25日

予備校の選び方

 知人より、予備校の相談を受ける機会が増えてきました。

 相談で多いのは、

 大手予備校のS予備校、K塾、地元のK予備校です。

 実は、期間の大小は、ありますが、上記の3校とも、以前数学の講師をしていました。

 結論からいうと、「本人のやる気次第で、どの予備校も変わらない。」と話します。

 志望大学によって、多少の違いは、ありますが、予備校の言っていることは、あまり真に受けず、

 経験者などの話などを、参考にするとよいと思います。 

 いずれにしても、基本の繰り返しが、大事だと思います。自分で、復習の流れを、いかにして、

 作るかだと思います。  


Posted by けんけんパパ at 15:24Comments(0)主体的学習システム

2008年03月11日

一橋大、佐賀大医学部に合格しました。

 今回の受験で、一番【主体的学習システム】を、させた生徒2名が、無事合格しました。

 特に、一橋大に、合格した生徒は、最初数学が、いやでいやで、「人に説明する」なんて、とんでもないと、いやがっていたのを、強制的に、【主体的学習システム】をさせました。

 同じ問題を、複数人に説明させると、徐々に理解が、深まっていったようです。

 「人に説明する」前に、私にリハーサルすると、効果的であると、気づかせてくれたのも、この生徒です。

 いろいろな意味で、エポックメイキングになった二人です。  


Posted by けんけんパパ at 08:50Comments(0)主体的学習システム

2008年02月29日

九大、東大、京大の入試問題(数学)

 今年の、数学の入試問題(前期)について、雑感を書きます。

 九大(理系) 簡単になっている。毎年出ていた数Cの範囲はなく、数Ⅲの問題も、手をつけやすかった。
 九大(文系) とっつきにくい問題が多かった。計算量も、増えた。
 東大(理系) やや難化。1番で、1次変換(新課程で、復活)が出た。
 東大(文系) 例年通り
 京大(理系) 例年通り
 京大(文系) 例年通り。2番の、図形は、京大らしくないやさしい問題。

 九大の文系、東大の理系を除いて、解き易くなっています。

 特に、九大の理系は、難しい問題ばかりをやってきた生徒は、拍子ぬけしたと思います。

 基本問題の繰り返しが大事であるという、思いを強くしました。  


Posted by けんけんパパ at 11:06Comments(0)主体的学習システム

2008年02月24日

受験生が家庭教師(7)

 天神2丁目(福岡銀行横)に、レンタル自習室があり、自習と【主体的学習システム】が、できます。

 駿台、河合塾などの予備校の授業の後や、空き時間に利用できます。
 
 授業の内容の復習などに、【主体的学習システム】をすると、より効果的です。
 
 「駿台の授業内容」を河合塾の生徒に、「河合塾の授業内容」を駿台の生徒に、説明させたりしています。
 
 もちろん、私もお相手(説明をする役と説明を聞く役の両方担当)します。

 中学生、高校生、宅浪生、中学受験の方なども、ぜひご検討下さい。
  


Posted by けんけんパパ at 15:32Comments(0)主体的学習システム

2008年02月12日

受験生が家庭教師?(6)

 大学受験のこの時期に、生徒から、こんな相談をよく受けます。

 「今、何をやったらいいのか、わかりません。」

 この時期は、今までやった基本の復習だと思います(予備校では、直前対策と称して、なぜか難問をさせます)。

 できれば、受験生でも、【主体的学習システム】をすれば、いやおうなしに、基本の確認をすることになります。

 家庭教師のような形を何人かに、作っておければ、と思います。

 自分の周りの、弟、妹、近所の高校生、高校の後輩などとの関係を、作っておきましょう。

 お母さんやお父さんを、生徒役にするのも、とてもよいです。  


Posted by けんけんパパ at 17:55Comments(0)主体的学習システム

2008年02月11日

受験生が家庭教師?(5)

 予備校の講師室のよくある風景

 生徒A「先生、この問題のここがわかりません。」

 講師「そうか、そこが、わからないのか!そこは、……(中略)……。

     どうだ。わかったか!」

 生徒A「(なんとなく)わかった気がします。」

 講師「そうか。それは、よかったな。」

 この光景を見て、このとき、頭がよくなったのは、講師の方で、生徒の方ではないといつも思っています。

 よくわかっている生徒は、生徒に、説明させます。もしくは、自分が話したことを、繰り返させます。

 受験生に、家庭教師をさせると、このような受け身の流れは、減っていきます。  


Posted by けんけんパパ at 21:36Comments(1)主体的学習システム

2008年02月11日

受験生が家庭教師?(4)

 「受験生が、説明役に回ると、学力アップにつながる」

 ということは、次のことからも、わかります。

 高校、中学、予備校などのクラスの状態です。

①1学期の始めのクラスの状態
  生徒A、生徒B、生徒C、生徒D、同じ状態で、ほぼ同じレベル。

②1学期の終わりのクラスの状態
  生徒Aが、よい成績を取り出していることが、みんなにわかり、生徒Bが、授業の内容が、わからないので、生徒Aに質問をし始める。生徒Aが、答えているのを、みんなで見ている。

③2学期の終わりの状況
  生徒Aに、生徒B、生徒C、生徒Dが質問をして、生徒Aが、3人に答える。
  すなわち、生徒Aは先生の代役をしていることになる。

④受験時
  生徒Aは、合格の力がついており、生徒B、C、Dは、普通の状態。

 自然と、「説明をする役」と「説明を受ける役」に分かれており、「説明する役」は、その場は、大変ですが、結果として、得をしているはずです。  


Posted by けんけんパパ at 13:00Comments(0)主体的学習システム

2008年02月10日

受験生が家庭教師?(3)

 前回の記事の「予備校生」→「高3生」の続きです。

 今日は、上記の高3生の自宅で、「高3生」→「高2生」の【主体的学習システム】があります。

 実は、二人の、ご家庭が、昔からの知り合い(十数年前に沖縄でいっしょだったそうです)で、実現しました。

 こういう組み合わせは、なかなかないです。

 マッチングが、なかなか難しいです。

 作っては、続かず、作っては、続かず、作っては、ようやく続いている、という感じです。  


Posted by けんけんパパ at 08:18Comments(0)主体的学習システム

2008年02月09日

受験生が家庭教師?(2)

 実は、すでに、1件始めています。

 私の作成プリントを「予備校生→高3生」の【主体的学習システム】を、昨年の10月くらいから、始めました。

 喫茶店などで、していたのですが、周りの雑音などが、多くあまりいい環境とはいえません。

 そこで、高3生の自宅に、予備校生に、行ってもらい、【主体的学習システム】をしてもらいました。

 お互いに、ゆっくりできて、楽しかったそうです。  


Posted by けんけんパパ at 07:25Comments(0)主体的学習システム

2008年02月07日

受験生が家庭教師?

 タイトルにも、ありますが、受験生同士で、【主体的学習システム】(説明のし合い)をさせると、次第に、説明を聞く役が不足してきます。説明する側の成績が伸びることが、わかってくるからです。

 そこで、浪人生に、家庭教師をさせることを、考えています。もちろん、私のフォロー付きです。

 料金は、交通費と、私の諸経費のみで、格安になるはずです。

 これにより、浪人生にとっては、成績アップ、ご家庭にとっては、格安で、家庭教師が受けられるという両得になる気がします。

 幸いなことに、大名に場所も、借りることができているので、そこでの指導も可能です。

 さっそく、内容を詰めていきたいと思います。  


Posted by けんけんパパ at 08:36Comments(1)主体的学習システム

2008年02月01日

場所を借りることを、検討中です。

 今まで、【主体的学習システム】を、天神では、喫茶店で、原では、事務所を借りていました。

 天神の貸しスペースを見つけました。

 早速、生徒集めです。  


Posted by けんけんパパ at 18:13Comments(0)主体的学習システム

2008年01月30日

赤坂の近くに、場所が、借りれそうです。

 今まで、ベローチェやドトールコーヒーなどの、喫茶店で、【主体的学習システム】を、していました。

 場所が、借りれることになりそうです。地下鉄の赤坂駅の近くです。

 ただし、場所の借り賃が、発生しそうなので、料金体系を作らなくてはいけません。

 結構、大変です。  


Posted by けんけんパパ at 19:03Comments(0)主体的学習システム

2008年01月14日

センター試験直前対策

 センター試験直前対策授業が、どの予備校でもあっていますが、効果は、どうでしょうか?

 一体、新しいことを習って、いつ復習するのでしょうか?

 基本的なことの確認をさせてくれればいいのですが、担当した経験では、難しめの設定になっていることが、多いです。

 あのイチローでさえも、試合の直前は、基本動作の確認に集中すると、聞いたことがあります。

 センターの直前は、今までの基本問題の復習に徹するべきだと思います。  


Posted by けんけんパパ at 16:23Comments(0)主体的学習システム

2008年01月14日

「相手に気づいてもらう」ことは、難しいです。

 センター試験まで、1週間を切りました。

 受験生同士で、【主体的学習システム】をさせていますが、気になることがあります。

 少し目を離すと、説明する側が、解答を見せながら、説明しています。

 これをしてしまうと、両方とも、わかった気になってしまいます。

 どこがわかって、どこが分からないかを、順序よく、進めていくことが大切です。

 相手に気づいてもらように、時間をかけると、お互いに伸びるはずです。

 時間がかかって、面倒なので、したくないようです。

 この辺の、手間ひまを、避ける傾向にあるようです。  


Posted by けんけんパパ at 12:50Comments(0)主体的学習システム

2008年01月14日

昨日のわくわく授業

 「話し合いで読み解こう」~福田美佐子先生の国語~
 
 番組HPより
 聞く力・話す力を学校全体で育てている熊本県宇城市立松橋(まつばせ)小学校。
 6年2組の担任、福田美佐子先生の国語の授業では、
 子どもたち自身がみんなで話し合いながら、文章の内容を深く読み取ります。
 http://www.nhk.or.jp/wakuwaku/jugyo/080113.html

 「二人対話」と「全体対話」があり、聞くだけの理解と、説明する理解の違いで、【主体的学習システム】に、つながります。

 この番組は、参考になります。再放送は、金曜日の深夜です。 
  


Posted by けんけんパパ at 08:23Comments(0)主体的学習システム

2008年01月05日

さいころの問題

問1 「3回(3個の)さいころを投げて、2回同じ目と3回とも違う目が出る確率を求めよ。」

問2 「4回(4個の)さいころを投げて、3種類の目と2種類の目が出る確率を求めよ。」

 問1と問2は、同じ様な問題に見えますが、難度がかなり違います。

 問1は、なんとなく解けますが、問2は、自分が出した数字を、きちんと説明できないと、正解になりにくいです。

 【主体的学習システム】(人に説明するシステム)を、この問題でさせると、理解度や、問題に対して、真剣に考えているかどうかが、よくわかります。

 また、人に説明すると、その人が自分と違う考え方で、解いてきた場合、とても勉強になります。

 特に、数学が苦手な生徒の突拍子もない質問が、勉強になります。  


Posted by けんけんパパ at 17:02Comments(0)主体的学習システム

2007年12月26日

確率の【主体的学習システム】

 昨日、確率を、私の説明が終わっている生徒に、別の生徒に対して、説明させました。icon01

 「さいころを、3回投げて、積が2の倍数、3の倍数、5の倍数、4の倍数、6の倍数、9の倍数、10の倍数になる確率を求めよ(2通り)。」

 という問題なのですが、解けるだけでは、だめで、全体の説明(まとめ)が、大事です。

 案の定、説明役の生徒は、私と2回していたのですが、理解が不十分でした。icon198

 「さいころを、3回投げる」問題は、奥が深いのですが、既存の参考書では、2、3問簡単に載っているだけです。

 入試では、最頻出(昨年のセンター試験にも出ました)なので、早目に整理しておく必要があります。

 受験生でなくても、ぜひ挑戦してみませんか?

 頭の体操になりますよ(笑)。face01  


Posted by けんけんパパ at 08:49Comments(0)主体的学習システム

2007年12月19日

「軌跡の解法」の【主体的学習システム】

 昨日、大学受験生4人で、【主体的学習システム】を、しました。

 【主体的学習システム】とは、「私」→「生徒A」→「生徒B」と伝言ゲームのように、受験問題の解法や、チェック方法などの説明をしていく勉強方法です。

 数Ⅱの「軌跡の解法」が、テーマです。

 4人とも、大手予備校で、4月から授業を受けているはずなのですが、説明ができません。


 「軌跡の解法」は、

 「求める文字を(x、y)とおいて、目標は(x、y)の式で、いらない文字を消去することがある」

が、基本です。

 これなどを、使いながら、教科書レベルの基本問題から、国公立の2次レベルの問題まで、説明させたのですが、あまりできません。

 入試では、解けるだけではなく、複数の解法の比較で、「なぜその解法なのか?」という整理が大事になってきます。

 予備校の授業を聞いただけでは、この点が、身につかないというのが、現状のようです。
  


Posted by けんけんパパ at 08:41Comments(2)主体的学習システム