予備校講師歴15年。集団指導の限界を感じています。  「私→多数の生徒A、B、Cなど」をやめて、「私→生徒A→生徒B」という伝言ゲームのようなことをしています。  この方法だと、生徒Aは、確実に伸びます。「教えられる側」から「説明する側」に転換するのです。  例えとしては、中学・高校の部活で「教えられる側の1年生」と「教える側の2年生」では、実力の伸び方が違うのと同です(2年生は、自動的に教える側に回ります)。  この方法の、欠点としては、受験生(浪人生、高3生)同士で、このシステムをとると、生徒B役が不足するのです。  ここ数年、受験生同士で「私→生徒A→生徒B」をしていたのですが、先日、偶然、「生徒Aに高3生」を「生徒Bに高2生」をすると、実によかったです。「高2生」にしてみれば、無料で、大学受験の家庭教師をしてもらう、という形になります。

2008年01月05日

さいころの問題

問1 「3回(3個の)さいころを投げて、2回同じ目と3回とも違う目が出る確率を求めよ。」

問2 「4回(4個の)さいころを投げて、3種類の目と2種類の目が出る確率を求めよ。」

 問1と問2は、同じ様な問題に見えますが、難度がかなり違います。

 問1は、なんとなく解けますが、問2は、自分が出した数字を、きちんと説明できないと、正解になりにくいです。

 【主体的学習システム】(人に説明するシステム)を、この問題でさせると、理解度や、問題に対して、真剣に考えているかどうかが、よくわかります。

 また、人に説明すると、その人が自分と違う考え方で、解いてきた場合、とても勉強になります。

 特に、数学が苦手な生徒の突拍子もない質問が、勉強になります。

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Posted by けんけんパパ at 17:02│Comments(0)主体的学習システム
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