予備校講師歴15年。集団指導の限界を感じています。  「私→多数の生徒A、B、Cなど」をやめて、「私→生徒A→生徒B」という伝言ゲームのようなことをしています。  この方法だと、生徒Aは、確実に伸びます。「教えられる側」から「説明する側」に転換するのです。  例えとしては、中学・高校の部活で「教えられる側の1年生」と「教える側の2年生」では、実力の伸び方が違うのと同です(2年生は、自動的に教える側に回ります)。  この方法の、欠点としては、受験生(浪人生、高3生)同士で、このシステムをとると、生徒B役が不足するのです。  ここ数年、受験生同士で「私→生徒A→生徒B」をしていたのですが、先日、偶然、「生徒Aに高3生」を「生徒Bに高2生」をすると、実によかったです。「高2生」にしてみれば、無料で、大学受験の家庭教師をしてもらう、という形になります。

2008年02月11日

受験生が家庭教師?(5)

 予備校の講師室のよくある風景

 生徒A「先生、この問題のここがわかりません。」

 講師「そうか、そこが、わからないのか!そこは、……(中略)……。

     どうだ。わかったか!」

 生徒A「(なんとなく)わかった気がします。」

 講師「そうか。それは、よかったな。」

 この光景を見て、このとき、頭がよくなったのは、講師の方で、生徒の方ではないといつも思っています。

 よくわかっている生徒は、生徒に、説明させます。もしくは、自分が話したことを、繰り返させます。

 受験生に、家庭教師をさせると、このような受け身の流れは、減っていきます。

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Posted by けんけんパパ at 21:36│Comments(1)主体的学習システム
この記事へのコメント
説明させる事にで、理解が深まりますからね。

※.コメントありがとうございます。
  だけど、あれはバッタもんじゃないですよ。。。
Posted by AMB岡部 at 2008年02月11日 22:57
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