予備校講師歴15年。集団指導の限界を感じています。  「私→多数の生徒A、B、Cなど」をやめて、「私→生徒A→生徒B」という伝言ゲームのようなことをしています。  この方法だと、生徒Aは、確実に伸びます。「教えられる側」から「説明する側」に転換するのです。  例えとしては、中学・高校の部活で「教えられる側の1年生」と「教える側の2年生」では、実力の伸び方が違うのと同です(2年生は、自動的に教える側に回ります)。  この方法の、欠点としては、受験生(浪人生、高3生)同士で、このシステムをとると、生徒B役が不足するのです。  ここ数年、受験生同士で「私→生徒A→生徒B」をしていたのですが、先日、偶然、「生徒Aに高3生」を「生徒Bに高2生」をすると、実によかったです。「高2生」にしてみれば、無料で、大学受験の家庭教師をしてもらう、という形になります。

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2007年12月19日

「軌跡の解法」の【主体的学習システム】

 昨日、大学受験生4人で、【主体的学習システム】を、しました。

 【主体的学習システム】とは、「私」→「生徒A」→「生徒B」と伝言ゲームのように、受験問題の解法や、チェック方法などの説明をしていく勉強方法です。

 数Ⅱの「軌跡の解法」が、テーマです。

 4人とも、大手予備校で、4月から授業を受けているはずなのですが、説明ができません。


 「軌跡の解法」は、

 「求める文字を(x、y)とおいて、目標は(x、y)の式で、いらない文字を消去することがある」

が、基本です。

 これなどを、使いながら、教科書レベルの基本問題から、国公立の2次レベルの問題まで、説明させたのですが、あまりできません。

 入試では、解けるだけではなく、複数の解法の比較で、「なぜその解法なのか?」という整理が大事になってきます。

 予備校の授業を聞いただけでは、この点が、身につかないというのが、現状のようです。
  


Posted by けんけんパパ at 08:41Comments(2)主体的学習システム