予備校講師歴15年。集団指導の限界を感じています。  「私→多数の生徒A、B、Cなど」をやめて、「私→生徒A→生徒B」という伝言ゲームのようなことをしています。  この方法だと、生徒Aは、確実に伸びます。「教えられる側」から「説明する側」に転換するのです。  例えとしては、中学・高校の部活で「教えられる側の1年生」と「教える側の2年生」では、実力の伸び方が違うのと同です(2年生は、自動的に教える側に回ります)。  この方法の、欠点としては、受験生(浪人生、高3生)同士で、このシステムをとると、生徒B役が不足するのです。  ここ数年、受験生同士で「私→生徒A→生徒B」をしていたのですが、先日、偶然、「生徒Aに高3生」を「生徒Bに高2生」をすると、実によかったです。「高2生」にしてみれば、無料で、大学受験の家庭教師をしてもらう、という形になります。

2008年01月22日

道路について徹底的に議論せよ

 「高校同窓会の総会準備」のカテゴリーと、離れますが、高校の先輩(S52年卒)の、お話なので、お許し下さい。

 山崎養世(やまざき・やすよ)という、「高速道路無料化」を民主党に提案されたシンクタンク山崎養世事務所(http://www.yamazaki-online.jp/)の代表の方の先輩がおられます。

 前々から、著書や論文に注目していたのですが、日経ビジネスオンラインに載っている内容が、とても参考になりました。

 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080121/144820/

 タイトルは

 道路について徹底的に議論せよ
 戦後復興期の財政のあり方から今こそ脱却を

です。少し引用します。

 始まりは青年田中角栄が提案した議員立法

     中 略

 その時に、それまでの常識を覆す新しい提案をしたのが、青年議員田中角栄でした。まず、ガソリンにかけていた税金の収入をすべて道路の整備に使う、という議員立法を提案しました。これは国会の内外から大変な反発を招きました。あらかじめ税金の使い道を「特定」する「目的税」など、財政の原則に反する、そんなことは政府の予算編成権を奪う、憲法違反だ、と学者を含めた大論争に発展しました。


     中 略


 1952年に、田中角栄議員は、もう1つ、常識外の提案をしました。自動車専用の道路を作り、料金を徴収する。その料金収入を自動車道路の建設費用に充てていく、というものでした。これも大反発を招きました。天下の公道で料金を取るとは何事か、関所を設けた中世に逆戻りするのか、という批判が殺到しました。しかし、これも財源が足りないゆえの「特別措置法」として認められました。将来は、有料道路は無料の天下の公道に戻すはずでした。


    中 略

 今は、道路は権力の道具です。道路の目的は、早く安く作ることから、できるだけ完成を長引かせできるだけ予算を落とすことに変わりました。道路を早く安く作った地域が報われる仕組みに変えなければ、予算のムダ遣いはなくなりません。

 巨額の財政赤字を抱える今の日本に、道路の「臨時措置」や「特別措置」のムダ遣いを続ける余裕はないはずです。しかも、旧道路公団の借金のように、早く処理しないと破裂するものまで残っているのです。年金、医療、教育、子育て、国防、環境、食料やエネルギーの確保…。予算が必要な分野はいっぱいあります。

 道路に戦後復興を懸けたた56年前の田中角栄議員の情熱に匹敵する論戦を、今度の国会で見たいものです。

 以上で、引用を終わります。


 なるほど、暫定的な議員立法が、既得権益者の利益のために、既成事実になっている面もあるのですね。
 もちろん、必要な道路はあるわけなので、この辺の精査は、難しいですね。
 全国的な、国民の同意が、あった方がいいですね。


 

 

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Posted by けんけんパパ at 07:12│Comments(0)高校同窓会総会の準備
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