予備校講師歴15年。集団指導の限界を感じています。  「私→多数の生徒A、B、Cなど」をやめて、「私→生徒A→生徒B」という伝言ゲームのようなことをしています。  この方法だと、生徒Aは、確実に伸びます。「教えられる側」から「説明する側」に転換するのです。  例えとしては、中学・高校の部活で「教えられる側の1年生」と「教える側の2年生」では、実力の伸び方が違うのと同です(2年生は、自動的に教える側に回ります)。  この方法の、欠点としては、受験生(浪人生、高3生)同士で、このシステムをとると、生徒B役が不足するのです。  ここ数年、受験生同士で「私→生徒A→生徒B」をしていたのですが、先日、偶然、「生徒Aに高3生」を「生徒Bに高2生」をすると、実によかったです。「高2生」にしてみれば、無料で、大学受験の家庭教師をしてもらう、という形になります。

2008年02月29日

九大、東大、京大の入試問題(数学)

 今年の、数学の入試問題(前期)について、雑感を書きます。

 九大(理系) 簡単になっている。毎年出ていた数Cの範囲はなく、数Ⅲの問題も、手をつけやすかった。
 九大(文系) とっつきにくい問題が多かった。計算量も、増えた。
 東大(理系) やや難化。1番で、1次変換(新課程で、復活)が出た。
 東大(文系) 例年通り
 京大(理系) 例年通り
 京大(文系) 例年通り。2番の、図形は、京大らしくないやさしい問題。

 九大の文系、東大の理系を除いて、解き易くなっています。

 特に、九大の理系は、難しい問題ばかりをやってきた生徒は、拍子ぬけしたと思います。

 基本問題の繰り返しが大事であるという、思いを強くしました。

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Posted by けんけんパパ at 11:06│Comments(0)主体的学習システム
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